女性にも多い「大腸がん」
2017.11.01
女性に多いがんと言えば、まず思い浮かべるのが「乳がん」ではないでしょうか。
たしかに、り患数(新たにがんと診断された数)が一番多いのは、
女性ではやっぱり乳がんです。
でも、命を落とす人がもっとも多いのは、乳がんではありません。
女性でもっとも多いのは、大腸がんです。
男女を合わせた合計でも、肺がんに次いで2番目。
そして、患数のほうも、男女別ではそれぞれ2番目、男女の合計ではもっとも多いのが大腸がんなのです。
このように、大腸がんは、がんのなかでもとくに身近ながんのひとつですが、
ステージ1の5年生存率は9割以上、ステージ2でも8割以上と、
早期に見つかれば、かなり高い確率で治るがんでもあります。
ただ、大腸がんの早期には、自覚症状がほとんどありません。
早期発見のためには、症状が出る前に検診を受けることが有効です。
大腸がん検診には、2種類があります。
ひとつは、「便潜血検査」。
便に、肉眼では見えない血液が混じっていないかどうかを調べる検査です。
便潜血検査を受けた人では、死亡率が6~8割低下すること、進行がんが約5割減ることが報告されています。
もうひとつは、「大腸内視鏡検査」です。いわゆる大腸カメラのこと。
直接大腸を観察するため、より高い確率でがんやポリープを見つけることができます。
また、内視鏡検査でがんやポリープが見つかったときには、そのまま切除治療を行うことも可能です。
40歳以上の方は、男性も女性も、年に1回の受診がすすめられています。
メディカルプライム高輪の2階、「品川胃腸肛門内視鏡クリニック」では、
便潜血検査や大腸内視鏡検査も含めた人間ドックを行っています。
土日も診療を行っていますので、「平日は忙しい」という方も、ご相談ください。